ファイバーエース

セルダンD工法

省エネルギー断熱構造工事

専用の施工機で行う乾式吹き込み工法で、天井の吊木部分や壁の筋交い部分の小さな隙間にも完全にファイバーエースを充填できます。

断熱性

夏涼しく、冬暖かい快適空間

優れた断熱性能を持つファイバーエースを、セルダンD工法により、隙間なく吹き込むことで、夏は外部からの熱の進入を抑え、冬は室内の熱を逃しません。家の中での温度差が少なく、快適な住環境となります。

隙間率 0% 3% 5% 7% 10%
性能比 100 73 56 39 13

上記の表は隙間と、その性能の低下を表したものです。隙間率は施工面積に対する隙間面積の百分率です。
性能比は隙間率0%のときを100としたものです。

防音性

騒音を抑え、快適環境をつくる

吸音材として優れた性能を持つファイバーエースを高密度で隙間なく施工することによって、日常生活の音、屋外からの騒音、室内から屋外へ逃げるプライベート音を和らげます。
効果的な防音処方として高い評価を受けています。

防音(図)

省エネ性

経済的に室内の温度をコントロール

セルダンD工法を施した住まいは、その高い総合性能により、住宅金融公庫の次世代エネルギー基準に適合。暖房費で約7割、冷房費で約3割の光熱費の節約が可能です。

調湿性

結露を防ぎ、いつも最適な湿度

木質繊維のファイバーエースは呼吸します。周囲の状態に応じて水蒸気を吸ったり吐いたりしているのです。この吸放湿性が適度な湿度をもたらし結露を防ぎます。

施工方法

対象部位

天井・床(密度25kg/m3
壁(密度55kg/m3±5kg)
熱伝導率(λ)0.037w/(m・k)

特徴

熱の逃げる隙間をつくらず、どんなに狭く複雑な壁や天井裏でも簡単に施工できます。

施工方法

天井裏は、所定の厚さに吹き込みます。
壁は、専用シートを貼り、専用シートに小穴をあけてそこから吹き込みます。
床は下面に受板か専用シートをはり、その上に吹き込みます。
*天井部位の小屋裏側裏面に防湿層を設けない場合は、小屋裏換気が有効に行われるよう、特に配慮します。

吹込み工法

小屋裏吹き込み施工

壁吹込み工法

壁吹き込み施工

屋根吹込み工法

屋根吹き込み施工

天井照明器具の設置方法

わずかな隙間もなくすため、天井照明器具(ダウンライト)はS-Bマークの器具を使用します。
セルダンD工法の吹き込みによる施工でダウンライトが覆われても安全です。
やむを得ずM型を使用する場合は、照明器具とファイバーエースは10cm以上離します。

吹込み工法(図)

*投光器等の高熱を発する機材を、ファイバーエースの上に直接置かないで下さい。

セルダンD工法各部詳細図

住まいをすっぽり包み込むことで夏涼しく、冬暖かくしかも湿度を程よく感じる高断熱工法です。
効果的な断熱施工を行うには、素材の性能の良いことはいうまでもなく、加えて施工法がその性能を十分に活かせるものでなければいけません。
天井の吊木部分や、壁の筋交い部分等の手の届かない隙間まで施工できます。

セルダンD工法(図)

隙間のない施工

壁

小屋裏

小屋裏

屋根

屋根

図